スノーモンスターを見に行こう! in 福島県西吾妻山【2025.01.12】

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「パパ!西吾妻山へスノーモンスターを見に行こう!旅館予約しておくからね!」

突然、妻が登山旅行の計画を立て始めます。

土曜日早朝に出発して西吾妻山へ登り、下山後1泊して次の日は桧原湖でワカサギ釣りでもして帰ってこよう!とのこと。

西吾妻山

山形・福島両県の県境である吾妻連峰の最高峰で標高2,035m。
グランデコスノーリゾートのゴンドラを利用すれば標高1,400mから歩き出すことが出来る。

厳しい寒さの中で、水蒸気が樹木にぶつかって一瞬にして氷になり、それが積み重なって樹氷が出来ます。
独特な形状で大きく成長した樹氷群は別名スノーモンスターと呼ばれます。

山と渓谷オンラインHPより引用

妻が考えた割にはなかなか面白そうな計画です。

ワカサギ釣りは私もやってみたかったし、この旅行はとても楽しみです。

40代会社員

出発が待ち遠しい!

しかし出発前日・・

残念ながら、明日土曜日の西吾妻山の天気は吹雪になる予報です。

ペンションを予約しているので別の週に変更と言う訳にはいきません。

40代会社員

うーん、困った。

天気予報を良く見ると日曜日なら何とか大丈夫そうです。

なので、西吾妻山は日曜日に登ることにします。

土曜日はワカサギ釣りをしたかったのですが、桧原湖氷結時期のため今の時期の予約は受けていないとのこと。

仕方ありません。土曜日は猪苗代スキー場でスノボを楽しんでペンションへ宿泊します。

ペンション ヴァンブランへ宿泊

早めに就寝して明日の登山に備えることとします。

目次

登山ルート

グランデコスキー場のゴンドラへ乗り、山頂駅まで移動します。

そこから西大巓を経由して西吾妻山を目指します。

山頂駅から西吾妻山往復の平均コースタイムは6時間です。

グランデコスキー場のゴンドラは始発が8時30分、最終が15時30分です。

私たち夫婦の鈍足では始発で出発しても15時30分に戻って来られるかどうか自信がありません。

頑張って西吾妻山を目指しますが、時間次第では西大巓までで下山することにしましょう。

山の状況

天気は快晴とはいかないまでも、まずまずの天気です。

風も穏やかで、登山には適した天気の予報です。

スノーモンスターを見るのが楽しみです。

活動詳細

グランデコスキー場の駐車場へ8時に到着。

不本意ながらどんよりと曇っています。

今日の天気予報は一日中曇り。昨日見た予報より悪くなっています。

登山靴へ履き替え、フロントへ登山届を出してココヘリを申し込みします。

※ココヘリとは登山中の正確な位置情報を知らせてくれるサービス。万が一自力で下山できなくなった場合などに活用。

そうこうしているうちに山頂駅行きのゴンドラ乗場へ並ぶのが9時になってしまいました。

するとゴンドラ乗場は大行列です。

帰りの最終ゴンドラ時間15時30分までのカウントダウンが始まっているのに・・。

まぁ日曜日ですから仕方ありません。

結局、約30分待って乗ることが出来ました。

約15分ほどゴンドラに乗り、山頂駅へ移動します。

ここから登山スタートです。

10時に登り始めます。ゴンドラの最終が15時30分なので、残り5時間30分。

それまでに戻って来なければなりません。

雪深い道なのでスノーシューを使います。

因みにスノーシューを使うのは私も妻も初めてです。

このスノーシューはレンタルしてきました。

最初の関門はこの上級者ゲレンデ斜面を登ります。

いや、これはキツイ。

スノボだったら急坂過ぎて真っ直ぐ降りるのをためらうくらいの斜度です。

ハァハァ、ゼェゼェ。

どのくらい登ったでしょうか。

開始20分で既にもう汗だくです。

慣れないスノーシューを付けての山行です。

私も妻も体力を奪われます。

そして40分かけてゲレンデを登りきりました。

登ったところにリフトがありますが動いていません。

このリフトが動いていればここまで乗ってくることを強くおすすめします。

ここから樹木の間を通り、山道へ入っていきます。

しっかりトレースが付いていてありがたい。

これが無いとどこへ進んだら良いか分かりませんからね。

たまにあまり雪が踏まれていないのか、ズボッとなるところがあります。

スノーシューが無いともっとズボッと行ってしまうのでしょう。

樹木に雪がかなり積もっています。

木を蹴飛ばしたら漫画のようにすごい量の雪が落ちてくるでしょう。

登って行くにつれ雪深くなっていきますが、まだスノーモンスターとは呼べないかも。

雪道は歩くのが大変ですが、キュッキュッと踏んでいくのが何とも言えず気持ちが良いです。

40代会社員

楽しい!!

スノーシューを使っての歩き方もだんだん慣れてきました。

頑張って山頂を目指します。

登り始めてから1時間30分後の11時30分頃、雪が降り始めます。

すぐ止むと思っていたのですが、雪はしんしんと降り続けます。

40代会社員

これはヤバいかも・・。

雪が積もるのも心配ですが、ガスってきて視界が悪くなってきます。

10m先が見えません。

サングラスをしているとトレースを見失うほど暗く、視界が悪くなってきました。

妻はだいぶ疲れているようで、歩くペースがかなり遅くなってきています。

うーん。西吾妻山はともかく、西大巓も無理かなぁ。

これ以上先へ進んでもガスっているばかりで眺望は期待出来ないでしょう。

時計を見ると12時を過ぎています。

登り始めてから約2時間30分。

計画では遅くとも西大巓を13時には下山しようと思っていました。

あと20分もあれば西大巓へ登頂できると思いますが諦めるか・・。

それなりに他の登山者がいるので遭難することは無いとは思うのですが、妻が体調を崩してるっぽいし・・

もし妻が歩行困難になってしまったら担いで下山は流石に無理です。

今日はここを私たちの山頂とする

勇気ある撤退を決意します。

そうと決まったらメシ喰うぞ!メシ!

今日のお昼は濃厚とろまろ塩ラーメンです。

温度計を見ると気温はマイナス6度。

沸騰させたお湯を容器へ注ぎますが、3分待つ間にビックリするほど冷めてしまいます。

3分後・・・

ぬるっ

仕方なく固めの麺をすすっていると、急にガスっていた雲が流れ始め・・

おっ!?

おおっ!?

日頃の行いの良さでしょうか。

急にガスが晴れ絶景が見渡せます!

そしてスノーモンスターが姿を現します。

40代会社員

感動です!!

自然の力で創作された樹氷に見惚れます。

あれが西大巓山頂。あとちょっとでしたね。

あっちが西吾妻山です。まだガスっています。

西大巓から西吾妻山の稜線にはここよりもっと大きいモンスターがあるのでしょう。

また挑戦しに来たいと思います。

13時に下山を開始します。

檜原湖を見下ろしながらの下山は最高です。

14時30分、余裕を持ってゴンドラ乗り場まで戻ってくることが出来ました。

残念ながら今回は西大巓までも行けませんでしたが、今まで登ったことのある雪山とは違った経験が出来て面白かったです。

スノーモンスターも見れたし、スノーシューの使い方も学べました。

そして西吾妻山へ登頂する!という目標も出来ました。

私たち夫婦はここまで雪深い登山は初めてでしたが、周りの皆さんは歩くのが早くて凄いですね。

もう少し歩くペースを早くしなければいけません。

来年、ワカサギ釣りと合わせてリベンジですね!

では。

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