一生のうちに行ってみたい場所シリーズ
第1回 雪の大谷
・・突然のシリーズ開催です。
私も40代後半、絶景と呼ばれるところへ行ける時に行っておかないと・・。
記念すべき第1回は、富山県立山にある雪の大谷へ行きたいと思います。
上記の写真のような巨大な雪の壁の合間を観光バスが通り抜ける姿をテレビ等で見たことありませんか?
雪の大谷は立山黒部アルペンルートにあります。
立山黒部アルペンルートとは、標高3,000m級の山々が連なる北アルプスを貫く富山県と長野県を結ぶ山岳観光ルートです。
長野県側の扇沢から富山県側の立山駅までバスやロープウェイなどを乗り継ぎ、たくさんの観光名所を通って大自然を満喫できるルートです。
そしてこの雪の大谷は春にしか見られないのです。
冬季は閉鎖されており、毎年4月中旬に開通され6月までが見頃となります。
特に今年は積雪が多かったので雪の壁の高さが平年以上との事。
これは今年に行くべきでしょう。
妻と旅行の計画を立てます。
ハイキングルート

黒部ダムや雪の大谷まで行って往復する方も多いと思いますが、今回私達は長野県側から富山県側(上図の右から左)へ通り抜けるルートです。
長野駅~扇沢(特急バス)、扇沢~黒部ダム(電気バス)、黒部湖~黒部平(ケーブルカー)、黒部平~大観峰(ロープウェイ)、大観峰~室堂(電気バス)を乗り継ぎ室堂まで行きます。
そして室堂にある観光スポット雪の大谷、雪の回廊、みくりが池の眺望を楽しみます。
帰りは室堂~美女平(バス)、美女平~立山駅(ケーブルカー)、立山駅~富山駅(電車)を乗り継ぎ、富山駅付近のホテルへ宿泊します。

山の状況


当日の立山の天気は良い予報です。
バスやケーブルカーの切符、ホテルの予約にお金が掛かっていますので中止にならなくて良かった。
さすが妻は晴れ女ですね。
活動詳細

茨城県の自宅の最寄り駅から始発に乗り東京へ。
そして東京から長野駅まで北陸新幹線に乗ります。
8時35分、長野駅到着。
すぐに扇沢行きのバスに並びます。先に並んでいるのは10人くらいでしょうか。
バスは9時に出発します。

1時間40分ほどバスに乗り、10時40分、扇沢へ到着。
雪が被った立山連峰がキレイです。


マイカーで来ている人達もここから先は車両規制があるためバスに乗り換えるしかありません。
私たちもバス乗り場へ向かうと・・

すごい人だ!


外国人のツアーでしょうか。団体客が数組並んでいて混雑しています。
観光客の場合、ピストンで往復して戻って来るのか、それともバスが富山県側へ迎えに行ってくれるのでしょうか。
私たちはアルペンルートを通り抜け富山のホテルへ宿泊しますので、明日の着替え等をリュック入れて背負って来ています。
因みにチケットは事前にWEBきっぷを購入しています。
その都度、購入していては面倒だし並ぶのに時間が掛かかりますからね。
下記の扇沢~富鉄富山(富山駅)の他に、長野駅~扇沢のバス代4,300円掛かりますので、長野駅~富山駅間の乗車料合計は1人16,280円です。


バスも臨時便が出ているようで、それほど待たずにバスへ乗ることが出来ました。
15分ほどバスに乗り、11時10分、黒部ダムへ到着。
階段を登り、展望台へ進みます。


展望台から黒部ダムを見下ろすことが出来ます。



大迫力です!


6月下旬から10月中旬まではダムの放水が見られるようです。


ダムのえん堤を渡り、ケーブルカー乗り場のある黒部湖駅へ向かいます。






11時50分、黒部湖駅も観光客で大混雑。


個人客、団体客と並ぶ列が別れており、個人客はそうでもないのですが団体客がすごい混雑しています。
今日は金曜日。週末とは言え、土日はもっと混むのでしょうか。
ケーブルカーへ乗り、12時30分、黒部平駅に到着。
ここも混雑しています。


今日の目的地、室堂にある雪の大谷の最終入場時刻は15時です。
こんなに行列が出来ているとそれまでに間に合うか不安になってきます。



せっかくここまで来たのに・・。
お昼を過ぎて、お腹が空いてきました。売店がありますが我慢して列に並びます。
12時50分、大観峰に到着。


↑の写真のようにオフィシャルHPでは「標高2316mある大観峰からの眺めは黒部湖や立山連峰の絶景を見下ろすことができる」とありますが、到着してすぐ室堂行きのバスへ並びます。
遅れは許されません。


そして13時30分に室堂へ到着。
充分に観光できる時間がありそうです。



間に合って良かった。
まずは腹ごしらえをしましょう。
富山県の名産ホタルイカのかき揚げそばを頂きます。


そして今日の目的、雪の大谷を見に行きましょう。
因みに雪の大谷が見られるのは4月中旬から6月中旬の2か月間だけのようです。
道路の両端に雪の壁があります。


奥に進んで行くにつれ壁がどんどん高くなっていきます。


そして最高地点の看板がある場所へ!





圧倒的なスケールです!
この日の最高地点の高さは何と!16mでした。(2025年4月25日)
この光景は春しか見られないとの事ですが、夏にはこの大雪が全部溶けてしまうのでしょうか。
室堂には雪の大谷以外にも雪の回廊、みくりが池という観光スポットがあります。
パノラマロードを通り、雪の回廊へ見に行くことにします。


高地でも流石に4月下旬。雪が溶けているところもあり湿り気が多いので防水シューズの方が良いでしょう。
靴下まで濡れたら最悪です。


こちらが雪の回廊です。


雪の大谷ほどの高さはありませんが、こちらも両脇に高い壁がそびえ立っています。



写真映えスポットです!
次はみくりが池へ向かいます。
少しだけ湖面が出ていましたが、まだ雪が積もっており透明感のある景色が見られませんでした。


みくりが池は約1万年前にできた周囲約630m、水深約15mの火山湖。その美しい姿から、北アルプスで最も美しい火山湖といわれています。
例年6月までは深い雪で覆われていますが、7月から10月は紺碧の湖面に雄大な山々を映し出し、美しい姿を見せてくれます。


室堂での絶景を堪能しましたのでそろそろ帰りましょう。
16時、バスで富山県側へ下山します。
室堂から美女平までバスで移動します。
雪の大谷の道路を通ります。バス内から撮影しました。


16時50分、美女平へ到着。
ここも大混雑していました。ケーブルカーで立山駅に移動します。


17時38分、立山駅から富山駅行きの電車へ乗ります。


19時、富山駅に到着。
富山駅近くで予約したホテルへ宿泊します。


ホテルへチェックインした後、ホテルの近くで富山県名産のホタルイカとブラックラーメンを頂きます。




今回の目的地、雪の大谷は大迫力でした。
テレビでは見たことがあったのですが、生で見ると迫力が全然違いますね。
色々な乗り物を乗り継ぎ、楽しかったと言えば楽しかったのですがくたびれました。
混雑していたので尚更です。
半分以上が中国人の団体客でした。
インバウンド恐るべし。
ゴールデンウィークは更に大混雑するでしょう。
明日は石川県を観光した後、新幹線で茨城へ帰ります。
では。
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